北海道運搬機の歩み

「地域密着・現場主義」で感謝の50年

当社はこれからも地域の発展を願い、
時代と共に変化する作業現場のニーズにお応えします。

1940~

荷役作業革命「国産フォークリフト」の誕生

昭和24年

アメリカ駐留軍が使用していた荷役作業機械「フォークリフト」に未来の可能性を見出した実業家丹羽昇氏が我が国初となるフォークリフトを完成させ、東洋運搬機製造株式会社(※現在の三菱ロジスネクスト(株))を設立、商標を「TCM」とし販売開始

1950~



 戦後物流の新たな芽生え「苫小牧通運」の設立

昭和25年

苫小牧運送株式会社(のちの苫小牧通運株式会社、苫小牧栗林運輸株式会社)創立、社長に岩崎松太郎氏就任。

フォークリフト北海道上陸…東洋運搬機(株)と国内初総代理店契約締結

昭和27年

室蘭で港湾関連事業を営んでいた(株)栗林商会が昭和27年11月東洋運搬機(株)と国内初となるフォークリフト販売の総代理店契約を締結し機械販売部門(※現在の弊社営業部門)を設置した。同年12月(株)栗林商会が室蘭本輪西埠頭の港湾荷役作業にTCM製フォークリフトを初導入し以後急速に荷役作業の機械化が普及し機械による荷役作業を管理、修繕を担当する「機械課」が設立される。

昭和35年

東洋運搬機(株)が国産第1号のリジット式トラクタショベル85Aを発売、また増産体制に向けTCM竜ヶ崎工場の新設操業にあたり、TCM新製品の道内の販売拡充、サービス体制の確立を目的に(株)栗林商会の室蘭本社、札幌、帯広各支店の販売体制を強化、また釧路、旭川にセールスマン、サービスカーを配置、札幌市月寒に(株)栗林商会TCM部品センターを新設し現在に至る北海道の営業販売体制をこの時期に確立させた。

1960~



 苫小牧通運(株)・車両機械整備事業へ本格参入

昭和35年

会社発足後しばらく経営苦境にあった苫小牧通運(株)はS32年に(株)栗林商会と資本締結し、栗林商会の支援のもと保有車両や機械を増強させ、自家用車両、機械の保有台数急増をうけS35年に車輌機械の整備工場を苫小牧市東町に設置、同年7月自動車分解整備工場の認可を受ける。また同時に北海道日野自動車株式会社、東洋運搬機株式会社のサービス指定工場として委嘱を受け、室蘭土木現業所の指名を受けるなど社外からの受注も増加、自動車整備事業を本格化させる。



苫小牧港の開港と「苫小牧海陸自工株式会社」創業

昭和38年

昭和38年、世界初の掘込み式港湾「苫小牧港」が開港し、その苫小牧港における港湾作業免許を苫小牧通運(株)として取得し、会社商号を「苫小牧海陸運送株式会社に変更、同年苫小牧港に雑貨船第一船となる栗林商船「神永丸」が入港した際の荷役作業や使用した機械のメンテナンスに携わる。

昭和40年

苫小牧港での港湾荷役事業の本格化に向け、社名を「苫小牧栗林運輸株式会社」に変更、また主要事業であった自動車整備事業の専業化と更なる強化、拡大を目的に「苫小牧海陸自工株式会社」を設立、苫小牧市三光町に工場事務所を新築、苫小牧栗林運輸(株)より自動車分解整備事業免許の移譲を受け、昭和40年10月、創業に至る

昭和42年

東洋運搬機(株)の資本参加による業務提携が成立したことを機に商号を現在の「北海道運搬機株式会社」に変更。

昭和44年

TCM製品の道央産業都市圏内サービス体制確立のため東洋運搬機(株)と(株)栗林商会の共同出資により札幌運搬機株式会社(後の札幌ティー・シー・エム株式会社、現在の札幌本社)設立、また(株)栗林商会の機械整備部門であった「工作事業所」が S43年10月に株式会社日本製鋼所殿よりO&Kパワーショベルの室蘭地区サービス工場に指定されたことに伴い、同事業所を株式会社栗林商会より分離独立、株式会社日本製鋼所、東洋運搬機株式会社両社の資本参加と支援の元、栗林鋼機株式会社(現在の室蘭支店)として設立された。
また同時期は北海道地区のTCM製品の更なる拡充とアフターフォロー体制を構築するため、メーカーである東洋運搬機(株)、北海道地区の代理店である(株)栗林商会、また地元企業との共同出資により道内各地に、重機械専業の販売拠店、サービス工場の設立が進められ、 S43年、函館運搬機整備株式会社設立 S44年、帯広に道東運搬機(株)設立、 S48年、網走の湊自動車工業殿と栗林商会の共同出資により北見運搬機株式会社設立と、次々に道内各地に指定サービス工場を設置、それぞれの地区においてフォークリフト、タイヤショベル、特殊車両等の普及促進に活躍。

1970-80



特定自主検査制度の開始と新規事業 成長の時代

昭和54年

昭和52年7月に改正された労働安全衛生法に基づき建設車両の特定自主検査制度制定施行され、北海道労働基準局より特定自主検査業者登録認可受理、特定自主検査業務開始。

昭和55年

昭和53年4月に当時の最新鋭機能をもつ栗林商船殿の新造RO・RO船「神正丸」が苫小牧・東京間就航となりRO・RO船輸送が急速に普及、内航輸送においてトレーラーシャーシー需要が増加したことを受け、苫小牧市植苗明野工業団地(現苫小牧市あけぼの町)にシャーシー、トレーラーの専業整備・検査工場として第2工場(現在の苫小牧曙支店)を設置。札幌陸運局の認証を受け、同年10月営業開始、S56年には札幌陸運局より優良自動車整備事業者第1種整備工場の指定を受ける。

昭和56年

芽室町基線7番地に道東運搬機(株)第二工場(現在の帯広支店)新設

昭和58年

空知地区TCM製品サービス協力工場であった地元企業を母体とし「空知運搬機株式会社」(砂川市西1条北21丁目1−30)設立。

1990~



平成から令和へ 「北海道運搬機」再編成

平成元年

昭和60年代初頭より販売、レンタル事業の拡充を進めた結果、平成元年実績において昭和60年期との比較でで貸与車両資産額、販売売上高、レンタル売上高それぞれ約4倍の事業規模に拡大させ売上高15億円到達。

平成4年

売上高20億円(2,060,294千円)到達

平成9年

苫小牧市三光町の工場近辺の新興住宅地化などによる環境変化や、港湾作業、倉庫作業などとの更なる連携強化を図るため、苫小牧字勇仏の栗林物流センター内に本社工場、事務所を建設、移転する。

北見運搬機(株)の本店と工場を現在の北見市豊地22番地3に移転

平成10年

(株)栗林商会函館営業所を、共栄運輸ビル4Fから現在地の函館市昭和3丁目32番1号(函館運搬機整備株式会社内)に移転

平成11年

道内における車両及び重機械の販路拡大、企業体力の充実、重複業務コスト削減を図るべく札幌地区の札幌ティーシーエム株式会社(現在の本社)、室蘭地区の栗林鋼機株式会社(現在の室蘭支店)を吸収合併し、それぞれ北海道運搬機株式会社札幌支店、室蘭支店とする。合併に伴い資本金は5100万円となり、事業規模拡大、H11年期売上高30億円に到達。

平成12年

札幌支店、室蘭支店に車検場を新設

平成14年

札幌支店(現在の本社)の車輌整備工場及び事務所を新築

平成17年

苫小牧曙支店の事務所新築し、またウィングシャーシ分解整備可能なメンテナンス工場増設

平成18年


道内における車輌機械販売、サービス、部品販売の一貫体制強化によるサービス向上、取扱いメーカーのシェア拡大を目的に、栗林商会株式会社、TCM株式会社、日立建機株式会社との協同出資により「北海道TCM株式会社」を設立。同年4月北海道運搬機札幌支店の事業を移譲し同社の本店とし、(株)栗林商会からは札幌、帯広、空知、旭川の車両機械販売事業、TCM部品センターを移譲され、また北見運搬機、空知運搬機、を吸収合併、函館、旭川に営業所を設置、道央圏、道東、道北圏の車両機械販売サービス事業を統合。

平成19年

道東運搬機(株)より第二工場及び事業の一部移譲を受け、北海道TCM(株)帯広支店を現在の河西郡芽室町東芽室基線7番26号に移転、自社サービス工場設置

平成21年

TCM株式会社が株式交換により日立建機株式会社の完全子会社となり、翌年(H22)4月、ホイールローダ事業および除雪車両事業(竜ヶ崎工場)を会社分割により日立建機に統合。

平成24年

(株)栗林商会車両機械販売部門(室蘭、苫小牧地区)を弊社に移管統合。

平成25年

TCM株式会社と日産フォークリフト株式会社が統合、「ユニキャリア株式会社」誕生

平成26年

取扱製品に関し、より高品質なサービスを北海道全域にて提供することを目的とし、北海道TCM(株)と合併、本社を北海道TCMの本店所在地である札幌市発寒に移設、苫小牧の本社は苫小牧本店と名称を改定、合併初年度のH26年期売上高100億円到達。

平成27年

創業50年を迎え登別グランドホテルにて記念式典を執り行う。

平成28年

札幌市米里に「札幌東支店」を開設。

ユニキャリア株式会社とニチユ三菱フォークリフトが統合「三菱ロジスネクスト」誕生。





平成29年

経済産業省より「地域未来牽引企業」に選定される

令和2年

我が国を代表する食料生産基地の十勝帯広地区にある帯広支店を新築。

令和3年

電子制御装置整備に関わる自動車特定整備事業の認証を取得。(苫小牧本店・室蘭支店)