屋号マルシチの由来 the origin of the trade name marushichi

明治25年、栗林五朔が栗林酒店を開店し、店の屋号を「マルシチ」としてから今日まで120 年以上、屋号だけは変わらず受け継がれてきました。

「マルシチ」の由来は、南北朝の時代にまでさかのぼります。栗林家の始祖は九州の熊本にある南朝に味方しました越後の豪族 菊池武光の一族でした。
その後、南北朝の統一により、越後の国三条に居を移し、そこで「七郎治」と名乗り呉服を家業とする商人となりました。
以来、五朔の父にあたる7代目までいずれも「七郎治」を襲名してきました。 また、4代目で栗林と名乗り、栗林家は商人でありながら、名字帯刀を許されていたという由緒ある家柄であります。

新天地を求め室蘭に渡り、酒店を開くことにした五朔は、この由緒ある「七郎治」の名前から「七」をとり、合わせて室蘭での独立開業の年齢が27歳、開店時の人数が7人といくつかの偶然も重なり屋号の「マルシチ」としました。

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